6月11日,7月2日に小児口腔機能療法ウェビナーを開催しました.多くの方々のご参加を頂戴しました.昨年にプロトタイプのウェビナーを開催しましたところ結構お困りの方々が多かったようです.
次回は,評価についてのウェビナー基礎Bです.VEやVFなどの指示に従える方にしか用いれない評価方法は認知症の爺ちゃんや婆ちゃんに用いれるのでしょうか?口腔容積が個人ごとに異なるのに一定量のプリンで評価できるのでしょうか?一定量の水嚥下時の所見はとろみをつけた場合も同じでしょうか?
異なっているのは明白ですが,何故か「立派な先生」が云われているので,学会でも標準検査とされていますが,これらの生理学的背景はあるのでしょうか(浅学の私は知りません).
段々高齢になり,前頭葉が萎縮してきて短期になっています.困ったものです.
先日,世界最高の研究水準を目指す「国際卓越研究大学」に,東大,京大,東北大が推薦され,10兆円規模のファンドの配布先として認定されるようです.何となく出来試合のような気もします.
研究費に関しては,随分以前から,「選択と集中」としてactiveと見做された研究に配布されるようになっています.この「選択と集中」は正しいのでしょうか?誰が選択するのでしょうか?選択の基準は何なのでしょうか?今,世界で凌ぎあっている研究なら,新しい研究ではないですが,残念なことに選択する人が知る「現在のトレンドの研究」は既に遅いように思います.これまで日本でノーベル賞を取られた研究には,かなり当時は見放された内容のものもありました.これは論のあるところですが,申請する際に「これまでの実績」を示すことが多いですが,これからのイノベーションを起こす研究にはお金は来ないということのように思います.
時代を変えるのは「よそ者,馬鹿者,若者」.
少々,湿気のために欲求不満になっておりました.お目汚しで申し訳ありませんでした.
TOUCH摂食咀嚼嚥下ウェビナー基礎B,受付中です.