TOUCH口腔機能回復センター http://touch-clinic.jp/ (舘村歯科クリニック内) 一般社団法人TOUCH http://www.touch-sss.net/

口腔機能の歯医者-DocTak舘村卓のささやきⅡ

摂食嚥下障害や音声言語障害に悩む方々のお役に立てる情報を提供します.

TOUCH Team for Oral Unlimited Care and Health
限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団
口腔機能の歯科医師 舘村卓は以下の代表を務めています
TOUCH口腔機能回復センター(舘村歯科クリニック) http://touch-clinic.jp/
一般社団法人TOUCH http://www.touch-sss.net/

TOUCH WEBセミナー基礎A-14後半を公開しました.2020年度シリーズセミナー基礎Aの受付も開始しました.

WEBセミナー公開しました.

基礎A14の後半のWEBセミナーです.(TOUCHのWEBページからです)

YouTube版はこちらから,

スマホ,携帯の場合は,こちらからどうぞ.

 

学会が推奨する3つの簡易検査(改訂水飲みテスト,反復唾液嚥下テスト,フードテスト)の内,前2者についての問題は前回のWEBセミナーで扱いました.

今回は,「フードテスト」について,その問題点を私たちの筋電図学的研究を中心にした口腔生理学的見地から指摘しています.「ティースプーン」は規格があるのか?「プリンなど」という食品は物性は同じと考えて良いのか?グリコのプッチンプリンも明治のジャンボプリンも名糖の柔らかプリンも全て同じ物性なのか?今朝の朝の番組では,最近は固めのプリンが流行っているそうです.3gから4gの分量はどちらが良いのでしょうか?成人でも小児でも3~4gで良いのでしょうか?段々判らなくなってきました.検査する側が困ると,もっと困るのは患者さんですよね.大丈夫でしょうか?

10分05秒の動画です.

2020年度第1回目のセミナー,基礎A受付開始しました.

今年度のセミナーのスケジュールが一部決まりました.

5月31日 基礎A(池田商工会議所)

8月2日 基礎B(池田商工会議所)

アドバンストとVPFも開催予定ですが,日程と開催場所は決まっていません.

 

今日は3月末のような陽気でした.庭の梅が勘違いして早めに咲き始めました.

f:id:DocTak:20200213180835j:plain

猫額庭の早咲き勘違い梅

 

明けましておめでとうございます.今年もよろしくお願い申し上げます.

宮崎県歯科医師会+栄養士会合同研修会に行ってきました

第52回口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能セミナー受付中です.

第1回TOUCH認定士限定の実習セミナーも受付を開始しました.

奮ってご参加ください.

f:id:DocTak:20200116105947j:plain

大根櫓-宮﨑農業遺産候補


 先週の日曜日,宮﨑県歯科医師会のお招きで,宮崎県栄養士会との合同研修会で講演させていただきました.歯科医療の本質は,「不自由なく食事を摂取して低栄養を防止すること」と「所属する社会が容認する話し言葉(acceptable speech)を表出すること」の二つの機能を改善して,社会参加を支援することにあると思います.

 すなわち,歯科疾患の治療はゴールではなく,数多ある口腔機能リハビリテ-ションのための手段の一つでしかないのではないでしょうか.もちろん,歯科疾患の治療は重要ですが,歩いて診療室に来れなくなった方に,診療室を運ぶような歯科疾患治療だけで生活参加を支援できるとも思えません.その場合に考えないといけないことは山ほどあり,当然他職種の力をお借りしつつ介入することですね.

 

 宮崎県歯科医師会の研修会では,もう一人の栄養士会の講師の先生に向けて「他職種連携のための職種はどのようなものでしょうか」との質問が出ていました.これは個人的な経験ですので,当てはまらない場合があることを承知の上で,「固定された職種の代表メンバーが,定期的に集まって会議を行っている場合,ルーティンワークになってしまうことで効果は低い」「職種にかかわらず,暴走気味でも音頭取りする人がいるチームの方が連携は進む」「対象者の生活環境,ライフステージによってチームメンバーの構成を柔軟に調整すると上手く行く」と感じています.

 宮崎県歯科医師会の先生方と栄養士会の先生方との有機的な連携が進むことを応援したいと思っています.

 

 写真は宮崎空港に設置されていた「大根櫓」です.大根を干して「本干し『たくわん』」を作るのだそうです.目指せ!農業遺産登録(が目標だそうです.頑張れ!).

今年1年,有り難うございました.令和2年もよろしく,お願い申し上げます.

令和元年もあと5時間ほどで去っていきます.

「今年もバタバタしてばかりの一年」と,毎年師走に同じことを書いておりますが,今年も変わらず同じ文章です.

中年以後のFM放送FM COCOLOの番組で,昨日が大瀧詠一さんの7回忌だったと放送していました.大瀧詠一さん名前を聞くと,「A LONG V・A・C・A・T・I・O・N」収録曲「君は天然色」と「カナリア諸島にて」が頭の中に流れてきます.

大学院1年目の時に,口腔外科の先輩で九州歯科大ヨット部OBの先生から,ヤマハディンギーY11を使って帆走を教えていただくために,琵琶湖に今は亡き山岡君と一緒にドライブしていた時に車の中でいつも流していた2曲です.山岡君の広大でのバスケットチームメイトが大分県歯科医師会の山原君で,実は学生時代に試合していたことで昵懇になり,今年は久しぶりに大分での日本口腔看護研究会でお話しました.

今年一年を振り返ってみます.

1月30日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

2月2日 西宮市歯科医師

 3日 LACヘルスケアスクール(大阪)

 9日 大分リハビリテ-ション病院協会

 11日 静岡県歯科衛生士会(この時は大手前高校の同級生 加治正行君と一献)

 23日 広島口腔ケア研究会(広島)

 27日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

3月3日 和歌山県歯科医師会(和歌山)

 27日 毎月の熊本ハローグループでのOJT

 31日 #48回 TOUCH VPFセミナー

4月4日 赤ちゃん歯科ネットワーク(浅草)

 24日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

5月9日 鳥取県医療福祉専門学校で口蓋裂の講義

 19日 #49回 TOUCH基礎セミナーA

 26日 川西市歯科医師会立訪問歯科センターでのシリーズセミナー第1回目 TOUCH基礎Aセミナーの前半

 29日毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

6月5日 日本ヒューマンナーシング研修会(NICD)(札幌)

 7日 老寿サナトリウムで講演

 9日 LACヘルスケアスクール(東京)

 25日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

7月4日 奈良県立医科大学講義

 5日 管理栄養士研究会(大阪)

 7日 川西市歯科医師会立訪問歯科センターでのシリーズセミナー第2回目 TOUCH基礎Aセミナーの後半

 31日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

8月4日 兵庫県保険医協会

 18日 #50 TOUCH基礎セミナーB

 22日 介護労働安定センター TOUCH基礎セミナーA+相互実習+体験型実習

 28日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

9月1日 川西市歯科医師会立訪問歯科センターでのシリーズセミナー第3回目 TOUCH基礎Bに準ずる評価方法の講義

 4日 全国老人保健施設協会 第二回職員基礎研修会・中堅職員研修会(大阪)

 25日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

10月5日 5大学間連携科目(プレプロフェッショナル教育プログラム:医学・医療入門)武庫川女子大にて講義

 6日 川西市歯科医師会立訪問歯科センターでのシリーズセミナー第4回目 摂食嚥下リハビリテ-ションの3つのキーフレーズ ①呼吸路の安全性の確保の方法-シーティング,ポジショニングの採り方実習

 7日 光華女子大学講義①

 11日 長崎県歯科医師会講義 実習付TOUCHセミナー基礎A

 12日 日本リハビリテ-ション病院施設協会「口のリハビリテ-ション医科歯科連携インストラクター講習会」(長崎)

 20日 #51  TOUCHセミナーアドバンストコース

 21日 光華女子大学講義②

 28日 光華女子大学講義③

 30日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

11月4日 光華女子大学講義④

 16日 東住吉区歯科医師

 17日 日本リハビリテ-ション病院施設協会「口のリハビリテ-ション医科歯科連携インストラクター講習会」(米子)

 24日 日本口腔看護研究会(JAON)(大分)

 27日 毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

 30日 糸島医師会「地域の食支援力をアップする研修会」(福岡県糸島市

12月8日 LACヘルスケアスクール(東京)

 11日毎月の熊本ハローグループでのOJT・ミニレクチャー

 15日 川西市歯科医師会立訪問歯科センターでのシリーズセミナー第5回目 摂食嚥下リハビリテ-ションの3つのキーフレーズ ②口腔咽頭機能の賦活の方法-口腔機能リハビリテ-ションの実習

f:id:DocTak:20191231190640j:plain

LACヘルスケアスクールからの帰路,LACビルを出たところでパチリ

 

それでは今年最後に撮影した東京タワー(LACスクールからの帰路でした)で,皆さんが良い新年をお迎になることをお祈りいたします.

TOUCHセミナー 口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能を極めるセミナー受付中です.

 

 

 

第52回TOUCH 口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能セミナー 受付開始しました

 

f:id:DocTak:20191026175319j:plain

吹き戻し(carnival blow,巻き鳥とも言います)はVPF評価ツールですか?訓練効果はありますか?


第52回 TOUCHセミナー 口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能を極める!

第51回TOUCHセミナーアドバンストコースは10月20日に終了しました.53名の参加をいただきました.有り難うございました.

 

次回は来年(2020年)2月16日開催の口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能セミナーです.

 ヒトが二足歩行することによって獲得した機能のため,動物実験が不可能なことで,参考になる情報は極めて少ない機能です.近年には,摂食嚥下機能の要衝でもあることも明らかになってきていますが,立派な巨大な日本を代表する学会編集の教科書にも正しい情報は記述されていません.

 残念なことに,この機能についての研究者は世界的に見てもほとんどいません.すなわち,今回の口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能セミナーは,世界的にも例のないセミナーということです.

なぜ形だけを真似たスピ-チエイドやPLPに効果がないのか? なぜblowing訓練はだめなのか? なぜ構音訓練が嚥下障害には効果がないのか?などを音声言語生理学と摂食嚥下生理学の視点から解きほぐし,どう考えて対応するのかについての指針を提供したいと思います.

あなたは「吹き戻し,carnival blow,巻き鳥」を使って口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能の評価をしたり,blowing訓練を行ったりはしてはいませんよね.....

「エッ⁉」と思われた方は,どうぞご参加ください.

 http://www.touch-sss.net/article/15464981.html

 

PDFでの案内書とFAXでの申込書はダウンロードできます.マウスオーバーしてください.

 

 

口のリハビリテ-ション医科歯科連携インストラクター講習会@長崎

f:id:DocTak:20191014215342j:plain

長崎リハビリテ-ション病院の素晴らしい表情

長崎県歯科医師会での実習セミナー

先週11日に長崎リハビリテ-ション病院にて,同病院の栗原先生が推進される「歯科オープンシステム」に関わられている歯科医師や歯科衛生士さんにミニレクチャ―を行い,翌12日には「在宅歯科医療に関わる歯科医療従事者人材育成支援研修」の一環として,「口のリハビリテ-ション医科歯科連携インストラクター講習会」で,午後3時から7時まで(実際には7時30分まででした)実習付セミナーを行ってきました.参加いただいた先生方にはお疲れ様でした.少々時間が伸びたことで,長崎県歯科医師会の先生方にはお疲れになられたかもしれません.申し訳ありませんでした.

「改訂水飲みテスト」,「フードテスト」,「反復唾液嚥下テスト」の口腔生理学から見た「怪しさ」についてもお話いたしました.

呼吸路の安全性の確保の方法

3つのキーフレーズの内の「呼吸路の安全性の確保」について,想定モデルを「認知症」で身体機能が不自由な方,すなわち,老健や特養等の長期療養施設の利用者さんを想定して,安全な食事時の椅子での姿勢の作り方,簡易車いすの問題点と解決方法,ベッドの場合の安全な姿勢を作る方法や考え方,ベッドで臥位で生活する方への呼吸路の安全性の確保のためのポイントやいとも簡単にできる側臥位の作り方などの実習を行いました.

認定士限定セミナーの予告

来年3月15日にTOUCH認定士に限定した実習セミナーを行いますが,今回のセミナーの内容はそれに準じた実習でした.

WEB版 TOUCH摂食咀嚼嚥下基礎セミナーA #14(1)公開しました.

流行りの検査-改訂水飲みテスト,フードテスト,反復唾液嚥下テスト-は何が診れるのか?

保険請求する場合にも,これらの検査を行うことが条件付けされています.でも,本当にこれらの検査は適切に評価できるのでしょうか?保険に収載されていることは,絶対「真」といえるのでしょうか?

大いなる疑問を感じています.まず1回目は,改訂水飲みテストへの生理学から感じた疑問です.その疑問の根拠について提示しています.7分25秒の動画です.

 

こちらからどうぞ.


摂食嚥下障害への対応が求められている

 

舌小帯_最終回です.第51回TOUCHセミナー募集中です

先週,明治HDさん,産総研さんとの共同研究のために小田原に出かけていました.現在,ラグビーワールドカップが開催されていますが,小田原ではオーストラリア代表のワラビーズが事前キャンプを張っていました.オーストラリアから大挙してファンが押し寄せていました.

何と小田原の駅前で馬に騎乗する北条早雲さんも,応援のために,ワラビーズの黄色のユニフォームを着ていました.

f:id:DocTak:20190928152607j:plain

北条早雲さん_ワラビーズ応援中

舌小帯のシリーズは2回で終わるつもりが,3回になり,今回が最終回です.

  構音機能の評価ができない段階での舌小帯の手術は避けるべきであることを書いてきました.しかしながら,臨床の現場では,構音に問題がないにもかかわらず,舌小帯を延長しなければいけない患者さんに遭遇することがあります.

さて,どんな患者さんでしょうか?

 

 もちろん,単音レベルでの構音機能に重度の問題がないものの,教科書的に「舌を突出させた時に舌尖中央部が凹む」場合で,後続母音が高舌位母音を持つ弾音や摩擦音の構音の流暢性に少し問題があり,活舌が悪い場合には延長術の適応ですが,そのような方のことではありません.

  活舌には全く問題がないにもかかわらず,延長術が適応になる場合のことです.

 

 答えは,「咀嚼動作に問題がある」場合です.柔らかな「しゃぶ肉」は摂取できるが,塊になっている唐揚げは苦手というような場合です.構音動作での舌運動は,口腔矢状面での前後上下方向の二次元的な運動です.

 しかしながら,塊となっている食物を摂取するためには,前後上下方向の舌運動だけでなく,咀嚼運動のための舌の左右方向の運動が必要になります.すなわち,塊となっている食物の摂取には,speechよりもはるかに大きな空間での舌による咀嚼運動が必要であり,いわば三次元的な運動です.

 

 舌小帯が,構音機能の問題の原因にならなくとも,咀嚼運動の問題の原因になる場合には延長術が必要となります.ほとんどの場合,本人さんもご家族も気づかれていていないことが多いようです.

 「食事に時間がかかる」「柔らかい食べ物しか摂らない」「あまり噛まないで丸呑みしている」というような場合に少し気をつけていただくと良いかもしれません.

 

セミナーのご案内

 (一社)TOUCHのシリーズセミナー10月20日開催のアドバンストセミナー(事例紹介)受付中です.日本摂食嚥下リハビリテ-ション学会単位セミナー(20単位),仁保歯科衛生士会生涯研修認定セミナーです.