長崎県歯科医師会での実習セミナー
先週11日に長崎リハビリテ-ション病院にて,同病院の栗原先生が推進される「歯科オープンシステム」に関わられている歯科医師や歯科衛生士さんにミニレクチャ―を行い,翌12日には「在宅歯科医療に関わる歯科医療従事者人材育成支援研修」の一環として,「口のリハビリテ-ション医科歯科連携インストラクター講習会」で,午後3時から7時まで(実際には7時30分まででした)実習付セミナーを行ってきました.参加いただいた先生方にはお疲れ様でした.少々時間が伸びたことで,長崎県歯科医師会の先生方にはお疲れになられたかもしれません.申し訳ありませんでした.
「改訂水飲みテスト」,「フードテスト」,「反復唾液嚥下テスト」の口腔生理学から見た「怪しさ」についてもお話いたしました.
呼吸路の安全性の確保の方法
3つのキーフレーズの内の「呼吸路の安全性の確保」について,想定モデルを「認知症」で身体機能が不自由な方,すなわち,老健や特養等の長期療養施設の利用者さんを想定して,安全な食事時の椅子での姿勢の作り方,簡易車いすの問題点と解決方法,ベッドの場合の安全な姿勢を作る方法や考え方,ベッドで臥位で生活する方への呼吸路の安全性の確保のためのポイントやいとも簡単にできる側臥位の作り方などの実習を行いました.