TOUCH口腔機能回復センター http://touch-clinic.jp/ (舘村歯科クリニック内) 一般社団法人TOUCH http://www.touch-sss.net/

口腔機能の歯医者-DocTak舘村卓のささやきⅡ

摂食嚥下障害や音声言語障害に悩む方々のお役に立てる情報を提供します.

TOUCH Team for Oral Unlimited Care and Health
限界無き口腔ケアと健康のための医療福祉団
口腔機能の歯科医師 舘村卓は以下の代表を務めています
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報告書て何?(前編)VPFウェビナー募集中です

 国会議員さんが「視察」で「花の都」の塔の前で記念撮影されたことや地方議会の議員さんが「視察」でビジネスクラスを使われたとのことで喧しいです.ご本人さんたちは「報告書を出す」ことで正当であると言われているようです.

「報告書」ということばを聞いて個人的に昔のことを思い出しました.

 本邦での言語聴覚士の資格は,米国から約70年遅れる1997年に国家資格となりました(米国ではASHAの認定ですので国家資格と言えるかな?).米国では,Big10と呼ばれる主要大学(すべてではありません)にある「Dept. Speech and Language Pathology言語病理学部(こんな訳し方しかありません)」で4年学び,その後に修士2年を義務付けていますので,養成校が主の本邦とは教育課程が随分違うように見えます.

 当時Speech personの端くれとして口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能の研究と臨床を行っていたこともあり,資格制度成立後の教育に何が必要かを知りたいと思っていました.

 たまたま「米国でのSLP教育課程の調査」というタイトルで文科省から「調査研究費」を頂くことができました.既に毎年イリノイ大(Urbana-Champaignという田舎のUniversity of Illinois @Urbana-Chamapign UI)に出かけていましたので,友人DP.Kuehnは「わざわざ何で来んのん」みたいな感じでしたが,目的を説明してUIに滞在しました.Kuehnから,その目的ならIowa,Pittsburgh,Wisconsin Maddisonにも行った方が良いとのことで,当時物騒なグレイハウンド(グレイライン)のバスに乗って,膨大な各大学での教育資料を集めて持ち帰ってきて,報告書の作成を開始しました.

この報告書提出後の顛末については次回にお話します.

 

TOUCH VPF(口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能)セミナー参加者募集中です.

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