令和4年度池田市事始め奨励大賞に応募しました．奨励賞頂きました．
令和四年度の標記大賞に応募しました．最高の大賞は「百福大賞」ですが，二番目の奨励大賞を頂きました．
受賞しました新事業は「口の専門家による離乳のための新しい個別カウンセリング事業」です．この事業の背景は，個々の児の機能発達には個人差が大きいにもかかわらず，現在の離乳の考え方が「自動的」に「全身発達」すれば可能になるという大前提に立っていることで，母子手帳や育児書等記載の生後月例に基づいた「集団での離乳食調理法」の指導に留まっていることにあります．個々の児の口腔器官（舌，口唇等）の形態や機能の発達の生理学的評価に基づいた指導が行われていないことと口腔機能のレベルに応じた食事が提供されていないため，離乳段階が適切に進まず，離乳について悩みや困りごとを有する保護者が74.1％に上っています（厚生労働省，「授乳・離乳の支援ガイド」2019年）．
そのため，本事業では，口腔機能の発達評価を行い，適切な離乳のための個別の訓練プログラムの提供を行います．本事業で，子育て支援を積極的に進める池田市に貢献できれば，池田市民としても名誉なことと思っています．一般社団法人ＴＯＵＣＨとＴＯＵＣＨ口腔機能回復室との連携で進めたいと思っています．
ここで提供するプログラムの理論的背景の概要は，既にTOUCHが開催するウェビナーの
中でお話している内容です．是非，一社TOUCHのウェビナーにご参加ください．
現在受付中のウェビナーは，摂食嚥下機能とspeechの要衝である「口蓋帆咽頭（いわゆる鼻咽腔）閉鎖機能」ウェビナーです．世界でここでしか開催されない，超マニアックウェビナーですが，参加されて決して無駄にはなりません（と思っています）．ご参加お待ちしております．詳細はこちらから．
