7月4日,25日開催のウェビナー基礎B(評価)を終了しました.
TOUCH流の生理学に基づいた摂食咀嚼嚥下機能の評価法についてお話しました.某学会が勧める人気の評価法や介入的評価には多くの問題があることを解説いたしましたが,講義中にふとこの国に蔓延る問題と共通することを感じました.
一旦,「立派な」方が決めると時代にそぐわなくなっても「決して」「改善」されないのだということです.厚生労働省の課長通達しかり,学会の評価方法しかりです.開催中のチャット(ウェビナーの良いところはチャットができることで双方向にコミュニケーションできるところですね)で,ある方が「学会が推奨するので大人の事情で使わないといけない場合もありますね」と言われていました.
今週いろいろなバタバタがあってオリンピックが始まりました.バタバタの背景は,何だか「有名な人」「偉い(ような)人」「何かの力がある(ように見える)人」が実質的に役立たなかった,ポンコツだった,能力がなかったからではないかと,暑気に当たって正常な判断ができない頭なので思ってしまいます.同じことが学会でも起こっているように思います.困るのは患者さんですね.
旧日本軍は「下士官(たたき上げの士官,尉官にはなれない)一流,兵士二流,士官三流」と世界から呼ばれていたそうです.今のこの国での組織体でも,兵士の階級を読み替えると全く変わっていないように思います.残念ですが.
社会を変えるのは,「若者,よそ者,馬鹿者」と言われています.そろそろこの国の多くの組織体も覚醒が必要な気がしますね.
TOUCH摂食咀嚼嚥下セミナー第63回アドバンスト(事例検討)参加者募集中です.
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